Entry: main  << >>
発達障害を理解する

 昨日、第34回日本内観学会がありました。そこで行われた講演「発達障害の育ちと家族」の話を紹介します。講演をされたのは学習院大学教授の滝川一廣先生です。

 滝川先生は精神科医で不登校、非行、発達障害、児童虐待などの子供たちの臨床に携っているそうです。ゆっくりとした語り口で非常に分かりやすく発達障害について説明をしてくださいました。

 まず人が成長するとは何かということです。精神的発達とは「認識の発達」「関係の発達」の両面が必要だそうです。

 認識を縦軸のYとし、関係を横軸のXとします。すると年齢とともに成長していくとY軸とX軸の中間のZ軸の方向に私たちは成長していくわけです。

 しかし、認識のみが発達して関係が未発達になりますと認識は平均以上だけれど関係は平均以下になります。これがアスペルガーだそうです。両方とも未発達になると自閉症、認識のみが平均に近いと高機能自閉症と診断されるそうです。

 私は知情意の観点から知のみに関心が行っていると意欲や感情が未発達になると良く説明をしてきましたが、この関係の構築の未発達が発達障害という説明は胸にストンと落ちました。

 赤ちゃんは不快になると大きな声で泣きます。するとお母さんはお腹がすいたのかな、寒いのかな、淋しいのかな、オムツが冷たいのかなと想像し、対応します。

 すると赤ちゃんは不快が取れると泣き止みます。泣くことによって不快が消える体験をしている訳です。この体験の積み重ねによって母との関係性が構築され基本的信頼につながるそうです。

 これらの関係の構築は年齢を重ねる中でいろいろな体験を通して発達していくそうです。

 この話をお聞きしてから大学の教授(精神科医)と話をしました。すると今の医学部の学生の半分はアスペルガーではないかと思うと話されていました。関係の構築の時間もなく勉強しないと医学部に入れないからだそうです。

 今、人事部担当者を悩ましている新型うつ病の若い社員も「関係」の成長なしに、認識の成長のみで良い大学を出て、現実の社会でのコミュニケーション問題に悩んでいるのではないでしょうか。

 新しいマネジメント(人材育成面)の必要性を実感した講演でした。

| srzw3ws | 10:15 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
Comment








Trackback
あなたの育児ストレスが一瞬にして解消され、発達障害のお子様がお利口さんになる方法をお教えします。
発達障害の子育て教育体験記 | at: 2011/06/28 9:56 PM
アスペルガー症候群は原因をきちんと理解して適切な方法を行えば、自宅で簡単に対策・改善ができます。
アスペルガー症候群改善術 | at: 2011/06/29 7:14 AM

Calendar

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

Profile

Search

Entry

Comment

Trackback

Archives

Category

Link

Feed

Others

Mobile

qrcode